フィリックス・ザ・キャットとは
黒猫をモチーフにしたアメリカ漫画で、日本にきたのは1959年。当時はフェリックスと呼ばれ1960年代前半には「黒猫フェリックス(家庭全科に掲載)」という題名で連載されていたお茶の間の人気猫さん。
余談ですが、一般的な日本語読みは”フェ”改め、”フィ”=フィリックス。どちらも間違いではないのでお好みでどうぞ!
名前の由来はラテン語の「フェリシアス(幸運)」と「フェリース(猫)」、3世紀頃ローマもフェリクス〇世と名の付く教皇が存在する、妖精のフェアリーも根拠はないけどなんかもここからっぽい。
要するにとても縁起が良さそうな、フィリックス・ザ・キャット。個人的には、小学生時代サッカー少年が毎日フィリックスのTシャツ着ていたなって印象が強く、勝手に馴染み深いキャラクターなんです。
歴史
デビューはなんと1920年頃。
最初の設定は、ほとんどただの猫。フィリックスという名前もなくパンチに欠けていて人気もさほど無かったんだって。
それではダメだと考えた”パット・サリバン”。すぐ大きな目、2本脚で歩く特徴的なキャラクターへとシフトチェンジを施行し、フィリックスの名が付けられてから人気爆発長年愛されるキャラクターポジションを確率したらしい。
当時、ニューヨークヤンキースの公式キャラクターや、VAF-31(アメリカ海軍航空隊)のマークにも登場するほど人気ぶりだった。
日本でも有名な「のらくろ」ってアニメ知ってる?あれはフィルックス君の人気に便乗して製作したと漫画家の田河水泡も明らかにしてるんだそうです。ここからもうかがえるように、その当時は世界中で人気爆発していたフィルックス君!
1933年作者のサリバンは47歳の若さでこの世を去る(死因はアルコール依存症&肺炎)。
あまり大きな声では言えないんですが、サリバンは1917年に14歳の少女をレイプした罪で有罪判決を受けています。(アル中と言い、結構な奇人?)
作者没直後もフィリックスの人気は健在、版権は混乱、贋作や無許可商品いわゆるブートレグが出回り人気は急降下。あまり大きな声じゃ言えないけどブート好きにとってはこの時代もイイネ!
その後、第二次世界大戦後の1950年代前半にモデルチェンジをし、「フィリックスのフーセンガム」などで見慣れたデザインとなりましたとさ。
フィリックス君の歴史って、ざっと計算しても100年。1世紀跨いでしまうほどの歴史があるんだって、収集癖のある我々には無視できないキャラクターであることを再確認しました。恐るべし!
グッズ紹介
USファストフードショップ、ウエンディーズのキッズセットの景品。
「Wendy’s Kids Meal」として製造された希少なフィリックス君のミールトイ!
個人的には、13パターンのフィリックス君が楽しめるミルクキャプがお気に入りです☆
詳細は、Wedショップにてご紹介していますので、是非ご覧ください~